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圧力容器計算 第一種圧力容器の強度計算機能

設計段階における板厚選定をサポートします
圧力容器計算
- 第一種圧力容器対応 強度計算機能 -

 

第一種圧力容器対応の強度計算機能です

「円筒胴」「鏡板」の展開図、断面図作成と共に、設計段階での圧力容器板厚計算時において、目安となる最高使用圧力が計算出来ます。



- 図面作成+最高使用圧力計算 -
圧力容器強度計算コマンド
図面作成機能タイトル

簡単操作ですぐに - 各種図面の作成 -

CADTOOL板金展開では、第一種圧力容器の「胴」「鏡板」の図面を作成出来ます。「胴」は展開図、断面図、平面図を作図でき、「鏡板」が断面図のみ作図出来ます。これらの操作も板取り展開図のときと同様、コマンドを選んで寸法入力するだけで簡単に行うことができます。

図面作成の説明
最高使用圧力計算機能タイトル

圧力容器板厚計算時の目安に - 最高使用圧力計算 -

断面図や展開図作成で入力された寸法データ(内径、板厚など)に、材質、入力された継手の効率、腐れしろの設計データを入力することで、最高使用圧力が計算出来ます。結果はMpaとkgf/cm^2の単位で表示されます。

最高使用圧力計算機能の説明

※計算出来る圧力容器には一定の条件があります。こちらをお読みください。

第一種圧力容器とは?

第一種圧力容器とは以下のものをいいます。

  • 蒸気その他の熱媒を受け入れ、または蒸気を発生させて固体または液体を加熱する容器で、容器内の圧力が大気圧を超えるもの。
  • 容器内における化学反応、原子核反応その他の反応によって、蒸気が発生する容器で、容器内の圧力が大気圧を超えるもの。
  • 容器内の液体の成分を分離するため、当該液体を加熱し、その蒸気を発生させる容器で、容器内の圧力が大気圧を超えるもの。
  • 前各号に掲げるもののほか、大気圧における沸点をこえる温度の液体を内部に保有する容器。

各種図面の作成

1. 鏡板の断面図

鏡板では、皿形鏡板、半だ円鏡板、全半球鏡板の断面図の作図が出来ます。

鏡板の断面図

2. 円筒胴の図面

円筒胴の図面

圧力容器強度計算

圧力容器強度計算

断面図や展開図作成で入力された寸法データ(内径、板厚など)に、材質、入力された継手の効率、腐れしろの設計データを入力することで、最高使用圧力が計算出来ます。結果はMpaとkgf/cm^2の単位で表示されます。

計算のための補助機能として、リファレンスとして使用出来る「計算式表示」機能と、材質の入力の際に調べる手間を軽減させる「標準材質ライブラリ」が用意されています。

※計算出来る圧力容器には一定の条件があります。こちらをお読みください。

計算式表示

計算式表示

最高使用圧力の計算するのに使用した計算式を表示させることが出来ます。 リファレンスとして使用出来ます。

標準材質ライブラリ

冷間圧延鋼板 SPCC
ボイラおよび圧力容器用炭素鋼 SB410(SB42)
SB450(SB46)
溶接構造用圧延鋼板 SM400A(SM41A)
SM490A(SM50A)
SM520A(SM53B)

一般的な材質についてはライブラリとして標準装備していますので、ここから材質を選択するだけで入力を行えます。また許容応力を数値入力することで、任意の材質で計算することも可能です。

標準材質ライブラリ

このライブラリには、ユーザ任意の材質を追加することも出来ますので、お客様の業務にあったライブラリをカスタマイズ出来ます。

その他、出力機能

計算書印刷

計算書では円筒胴の場合は胴の展開図、鏡板の場合は断面図と圧力容器強度計算の計算式と計算結果が印刷されます。

計算書印刷

CAD出力機能

DXFの出力はもちろん、AutoCAD、図脳2D CAD、CADSUPER、EasyDraw、BELL DESIGNと連携してCADに直接作図し、CADへ取り込む手間を省きます。

CAD出力機能